動態観測は、次のことを目的として実施する。
・調査・設計時に予測した現象が実際に生じているかどうか、対策工法の効果が予測どおりであるかどうかを照合する。
・予期しなかった挙動が生じたときには一刻も早くその原因を追及し、それに対処する。
動態観測の実施項目を区分すると、次の4つに大きく区分される。
1) 盛土の沈下管理
2) 盛土の安定管理
3) 周辺地盤の変状評価
4) プレロード盛土除荷時期の決定
動態観測に多く用いられる主な観測機器を表6.2.1に 、観測機器の配置例を図6.2.1に示す。